今回は当社が開発した現地調査システム(Carryfit:キャリーフィット)を屋外広告物調査で使用した事例についてご紹介します。
屋外広告物調査とは
道路に接する家屋や空地などに設置している広告物(貼り紙、貼り札、立看板等)の現地調査を行い、設置してある位置や寸法・広告物の写真・広告内容・種類を整理して調査票として作成する業務です。
一般的な調査方法では、調査員が住宅地図とカメラを持ち、広告物の位置を住地図に書き込み、写真を撮り、寸法や広告内容をメモしてまわり、会社に戻ってからそれらの調査データを整理して調査票を作成します。誰にでもできる単純な作業です。
その反面、調査データが膨大なものになるため、調査データを日々整理しておかないと、調査票を作成する段階になって、どの路線の広告物か分からなかったり、広告物の位置と写真が一致しないものが多数出てきたり、メモした広告内容が不明瞭なため広告物の種類が特定できなかったりして、もう一度、現地調査をしなければいけないことが発生します。
こうした出戻り作業がもし発生すれば、繁忙期や複数の屋外広告物調査を受注して作業を行っている場合などは、大きな問題に発展しかねません。
昨年、当事業部では屋外広告物調査を同時期に数件受注したため、今述べたような問題点をクリアしなければ納期までに間に合わすことができなくなるという状況になりました。
現地調査のプロセスやリソースに関して苦慮していたところ、当社の開発部から、発売を目前に控えた現地調査システム「Carryfit」を使ってみないかと話がありました。
Carryfitとは
「Carryfit」は、地図上にGPSで現在位置を表示し、様々なシンボルマークやテキストを入力したり、その場で撮影した写真データを貼り付けて現地状況を記録することができるシステムです。
特に今回注目した点は、EXCELシートで作成した調査票に、システムで入力した地図と写真を自動で調査票に貼り付けることができるため、その場で調査票を作成することができることでした。
これなら、会社に戻ってから調査データを整理して調査票を作成する等の無駄がなくなります。また、システムで調査票まで自動で作成するので、作業者のレベルに関係なく、品質の高い成果品を作成することができます。
早速、開発部にCarryfitを調達してもらい、現場に投入しました。Carryfitの導入効果は期待していた通りで、数件重なっていた調査業務を難なくクリアすることが出来ました。
次は、実際に現場で使用したCarryfitを用いた作業のやり方に付いてご説明します。
屋外広告物調査でのCarryfitの使用方法
1. 広告物の調査内容をシステム入力
地図上にGPSで表示されている位置を参照して、広告物の位置を任意のシンボルマーク(赤丸)でプロットします。撮影した写真は半自動でそのシンボルマークにリンクさせることができます。
2. 調査票作成
予め用意しておいた調査票を起動すると、入力した広告物位置を表示した地図と広告物写真データが事前に用意したエクセルシートに自動的に貼り付けられます。さらにその場で屋外広告物に関する詳細なデータを入力して調査票が完成します。
3. まとめ
このように、Caryyfitを使えば、品質の高い成果品の作成と、現地調査費用の削減が可能です。また、Carryfitには多種多様な現地調査に関わる多くの機能が搭載されています。GPSナビゲーション機能、遠隔写真転送機能、写真のアルバム化等々。?商品に関するご意見、ご質問等ございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。下記アンケートにもご協力頂ければ幸いです。 |
商品に関する詳しい情報は こちらのCarryfit公式サイト にて御覧いただけます
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